「建築の絵本」山里のちいさな、小さな家エピソード

都心から祖父の地へ移住、山と栗畑を含む広い土地にちいさな、小さい家を実現しました。岐阜県明智町 木造二階建て 延床46.30㎡  私達の事務所を訪ね、小さな家を設計してください、、、と。小さな提案プランを三つ用意したら、そのなかでも一番小さいプランをニコッと笑って選びました。その潔のよさは、自然とともにある簡素な暮らしへの強い思いがあってこそ。住みながら、テラス、薪置場、差し掛け庇、そして小さな小屋をも自力で増築、小さい家でも、のびやかな暮らしです。

この小さな家は、私達が設計した家のなかでいちばん、小さいのです。畑のなかのお家を招かれ、訪ねた日が懐かしく思い出されます。堀さんご夫婦は、東京の暮らしから、この美しい山里と畑が好きで、祖父の代の土地にもどろうと話し合い、水源の山 栗園、田 と広い畑、ここに移り住むための暮らしのイメージを抱いておられたのです。

山里に住み、設計活動をする私達を訪ねてくださり、スケジュールプランに合わせ早速、敷地を拝見し、計画はスタートしました。3つ小さな家のプランを提案すると、にっこり笑って「これ!」と選んだのはいちばん小さな家のプラン。小ささをいつくしみ、簡素さへのきっぱりとした考え方を、もっていらしたのです。これは建設へ向けたほんとうのローコストな姿勢だと思いました。多くの工務店さんは、希望する計画の工事に合わせ、適正な自社積算をし、見積書を作成します。それを安くすることがローコストではありません。簡素な暮らしの計画は、設計を含め、考えをダイエットすることが大切です。あれもこれもと、多くを求める計画は失敗します。小さな豊かさは自然があること、自分たちらしい簡素な暮らしを考えることだと思います。当時の建設コスト、800万で実現したお家です。新しい暮らしはスタートしました。その住まいを訪ねた日。新しい農的な暮らしをささえる 簡潔な里山動線がここにあり、心に無垢な、里山時間が流れていることをあらためて感じられたのです。実は、私が「山里の暮らし、移住」をテーマにミニ講演でお話した折、堀さんご夫婦が聴いてくださっていたそうです、暮らしへの想いを胸に、私たちを訪ねてくださったのです。

大切なこと、「建築の絵本」のテーマのひとつ、小さな小屋を考えることは愉しいことです、なによりもローコストな考え方であること、必要充分な広さをしっかりと捉えることもできます。これは家の在り方を考える上においても、とても役立つと思います。そして家に小さな小屋が、庭にひとつ加わると、暮らしがとても豊かになります。

小さな小屋を考えることは、広さの感覚が研ぎ澄まされ、小ささゆえに簡素で身軽であることの楽しさをも気づかせくれます。心洗われ、心引きつけられる美しい場所に、簡素な小屋がひかえめに建っている風景は、その暮らしに喜びを感じます。それに対し、その場かぎりの無秩序な小屋は、大切な景観を壊しています。簡潔で美しい小屋は、自然の中に融け込むようなものでありたいものです。風景は、個人のものだろうか。心の風景は、暮らしに欠かせない遠い記憶の懐かしい日々に結びつく心の共有の財産でありつづけてほしいものです。

都心から祖父の地へ移住、山と栗畑を含む広い土地にちいさな、小さい家を実現しました。岐阜県明智町 木造二階建て 延床46.30㎡

私達の事務所を訪ね、小さな家を設計してください、、、と。小さな提案プランを三つ用意したら、そのなかでも一番小さいプランをニコッと笑って選びました。その潔のよさは、自然とともにある簡素な暮らしへの強い思いがあってこそ。住みながら、テラス、薪置場、差し掛け庇、そして小さな小屋をも自力で増築、小さい家でも、のびやかな暮らしです。

この小さな家は、私達が設計した家のなかでいちばん、小さいのです。畑のなかのお家を招かれ、訪ねた日が懐かしく思い出されます。堀さんご夫婦は、東京の暮らしから、この美しい山里と畑が好きで、祖父の代の土地にもどろうと話し合い、水源の山 栗園、田 と広い畑、ここに移り住むための暮らしのイメージを抱いておられたのです。

山里に住み、設計活動をする私達を訪ねてくださり、スケジュールプランに合わせ早速、敷地を拝見し、計画はスタートしました。3つ小さな家のプランを提案すると、にっこり笑って「これ!」と選んだのはいちばん小さな家のプラン。小ささをいつくしみ、簡素さへのきっぱりとした考え方を、もっていらしたのです。これは建設へ向けたほんとうのローコストな姿勢だと思いました。多くの工務店さんは、希望する計画の工事に合わせ、適正な自社積算をし、見積書を作成します。それを安くすることがローコストではありません。簡素な暮らしの計画は、設計を含め、考えをダイエットすることが大切です。あれもこれもと、多くを求める計画は失敗します。小さな豊かさは自然があること、自分たちらしい簡素な暮らしを考えることだと思います。当時の建設コスト、800万で実現したお家です。新しい暮らしはスタートしました。その住まいを訪ねた日。新しい農的な暮らしをささえる 簡潔な里山動線がここにあり、心に無垢な、里山時間が流れていることをあらためて感じられたのです。実は、私が「山里の暮らし、移住」をテーマにミニ講演でお話した折、堀さんご夫婦が聴いてくださっていたそうです、暮らしへの想いを胸に、私たちを訪ねてくださったのです。

大切なこと、「建築の絵本」のテーマのひとつ、小さな小屋を考えることは愉しいことです、なによりもローコストな考え方であること、必要充分な広さをしっかりと捉えることもできます。これは家の在り方を考える上においても、とても役立つと思います。そして家に小さな小屋が、庭にひとつ加わると、暮らしがとても豊かになります。

小さな小屋を考えることは、広さの感覚が研ぎ澄まされ、小ささゆえに簡素で身軽であることの楽しさをも気づかせくれます。心洗われ、心引きつけられる美しい場所に、簡素な小屋がひかえめに建っている風景は、その暮らしに喜びを感じます。それに対し、その場かぎりの無秩序な小屋は、大切な景観を壊しています。簡潔で美しい小屋は、自然の中に融け込むようなものでありたいものです。風景は、個人のものだろうか。心の風景は、暮らしに欠かせない遠い記憶の懐かしい日々に結びつく心の共有の財産でありつづけてほしいものです。

絵本の紹介です 「ちいさいおうち」ばーじにあ・りー・ばーとん ぶんとえ いしいももこ やく 岩波書店 

その最後のページには、こう綴られています。「ちいさいおうちは もう二どと まちへ いきたいとは  おもわないでしょう、、、 ちいさいおうちの うえでは  ほしが またたき 、、、お月さまも でました・・・はるです・・・いなかでは、なにもかもが たいへん しずかでした。」

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